「
客家(ハッカ)」とは中国南部の
少数民族で、「もともとは南中国の人間ではない。北方の
騎馬民族が、歴代の中原一帯の戦乱を避けて、集団で南下してきた人々」だという。彼らから多くの人材が輩出しており、この本の初版当時、以下の各国の指導者が
客家人であった。すなわち中国の
訒小平、台湾の
李登輝総統、
シンガポールのゴーチョクトン首相。
孫文などもそうである。団結力が強く、有名な秘密結社(洪門会)を作っているところなどが面白い。今の南中国の経済発展などにも、中心的な役割を演じているという。