初めてのクープラン

TIC, TOC, CHOC

TIC, TOC, CHOC

クープランの鍵盤楽曲を、アレクサンドル・タローがピアノで弾いたもの。クープランは初めて聴くので、いきなり現代ピアノで聴いてしまったのはよかったのかどうか分からないが、それは措いても魅了された。現代ピアノのダイナミクスや、音の美しさを存分に発揮した演奏だと思う。岡田暁生は「まるでラベルのようなクープラン」と評しているが、むしろ、例えばプレトニョフの弾くスカルラッティが、念頭に浮かんだ。(Domenico Scarlatti - Keyboard Sonatas)