二枚の室内楽

ブラームス:ピアノ四重奏曲全集

ブラームス:ピアノ四重奏曲全集

個々の曲を見れば、それぞれに名盤はある。例えば、アルゲリッチクレーメルその他のブラームス:ピアノ四重奏曲第一番とか、リヒテルボロディン四重奏団のブラームス : ピアノ四重奏曲 第2番イ長調というように。けれども、全集としての纏りを考えれば、これは良いディスクだ。オーソドックスで、巨匠風とすら言いたくなるような安定感と迫力がある。
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」

シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」

シューマンの方はとても好きな曲なので、どうしても点が辛くなってしまうが、カルミナ四重奏団はほぼ申し分ない。田部京子のピアノも健闘しているが、ところどころでピアノが浮いてしまうのが残念だ。「ます」の方は有名な曲だが、特に感想はなし。