2008-10-11 星野智幸の『最後の吐息』 なんとなく頁をひらいた 最後の吐息 (河出文庫)作者: 星野智幸出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (33件) を見る色彩。匂い。官能。狂気。こう並べてみると少し気恥ずかしいが、端整な句読点の切り方に救われている。確かにサイケデリックだ。が、いい頃の村上龍ほど、イメージの鮮烈と肉体性がないかも知れない。頭で作ったような感じ。 「紅茶時代」の方は、冒頭以外、長所である句読点の切り方に端整さがない。イメージが拡散し、最後まで読めなかった。