- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/06/16
- メディア: 新書
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しかし、本文を読んでいると何の問題もなさそうな話なのに、あとがきでは著者は、いわゆる「平成の大合併」を憂えているということがある。町の規模は、小さい方がよいのだと著者はいう。田舎の町でそれなりに頑張っていたところが、合併により、遠くの「中央」から紙切れ一枚で動かされ、時には見捨てられる。今までの努力はなんだったのか、と。これは、「地方自治」「地域密着」「地元密着」というスローガンに反するのではないか。自分の住む各務原市も、随分前に合併で出来た市であるが、何十年経ってもなかなか一つになれない。池内さんは、わが市には立ち寄ってくれないかも知れない。