網野善彦と概念
- 作者: 網野善彦,石井進
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/01/08
- メディア: 文庫
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本書では石井が伴走者であり、批判者でもあって、網野の説を批判的に捉えることができるようになっている。それにしても、網野の死後、日本史家らの網野へのルサンチマンの噴出を感じないでもない。それは網野が、専門家以外に読者を多くもっていたせいが大きいと思う。これは、日本の学問のすべての分野でいえることだと思われる。